あ め こ い
1、現実

入学



「ゆうな――――!!遅刻するよ―――!!」


おっと、親友が呼んでる!!

そう、今叫んでるのが松原沙希ちゃん美人で元気で人気もある親友。美人だし、本当羨ましいと思うよ。


女の私ですらときめいちゃいますから……



で、この沙希ちゃんに呼ばれてるけどしゃべってる私は古瀬優奈です。みんなが振り返るほどブサイクです。でも勉強はできるんだからね!!運動も嫌いじゃないし。


「ゆ―――う―――な―――!!」


あっ呼ばれてる。じゃ、行くね!!





沙希ちゃんのとこまで行くと“おっそーい!!”と怒られたけど今日入学式だし、ホント早く行かないとダメだしね。


ま、そんなこんなで沙希ちゃんには怒られたけど学校へ行きました!!


きょうから通う“凜堂高等学校”は沙希ちゃんの祖父が理事長をしててちょっとバカなあまり自分の奥さんの名前、藤堂凜子を使って学校の名前を付けちゃった…という…ね。



ま、いいやクラス見なきゃね!!



うわっっスゴい人だかり…私、背が156センチしかないから見えないし!!

沙希ちゃんに見てもらお~っと♪♪♪


『沙希ちゃん、私達クラスどこ?』

ホント掲示板見えないし、人見知りだから人だかり苦手だし……

「ちょっと待ってね~。」

って言って人ごみの中入っていったから私は…あそこの桜の木の下待ってよ。


あっれ~、沙希ちゃん遅いなー。ま、沙希ちゃんのことだしナンパされてんのかな?

っとか、考え事してたら


「ねぇねぇ、そこのキミ~可愛いね!!入学式サボってデートしない??」

「ホテル着きで?ww」

「「ぎゃははははははは」」


この人たち誰?











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