付き合ってたころのように

「りお、
 なにがあったのか知らないけど
 あたしは、りおとじゃないと
 幸せになれないの。

 ずっと、りおのこと待ってるから。
 また、付き合ってたころのように
 笑えるって信じてるから。」

りおはあたしに背をむけて

走り出した。

あたしは追いかけなかった。

きっと、りおにも色々あるんだ

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