木漏れ日
あやまろうと思って追いかけていくと、



『桜井 愛歌』と書いたプレートがある病室の前で愛歌が立ち止まった。



愛歌が急に振り返った。



「ついてくんな。」



そう言って僕のおなかにストレートパンチ。



僕がおなかを押さえてうずくまったら、



次は頭にかかと落としされた。



――――ガラガラ~バタン。――――



僕を病室の前に置き去りにして、



愛歌は病室に入ってしまった。



僕は一応病室の前で言ってみる。



「えっと・・・。桜井 愛歌さんでいいんですよね・・・?

 さっきはぶつかってごめんなさい。

 えっと・・・あの・・・ココまでついてきたのは、

 謝りたかっただけで・・・・・・うっ・・・」



「うるさい」



愛歌は病室から出てきて、ストレートパンチをおなかに。




「ごめんなさい。なんでもしますから許してください。」



「・・・・・・」

      

「・・・・・・」



「ふ~ん。何でもするんだ。

 それは私の奴隷になるということよ。わかってるの?」



「はっ・・・はいっ。」


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