天使は悪魔を好きになってはいけない
「さっきからなんなんですか!?ラブホやコスプレ男や、もういろいろいろいろいろッッ!!!いいかげんにまじめ話聞けよッ!!!!」



「んじゃ早く話してくださいよ」


「あ、すいません」



コホンと咳をした、目の前の自称天使はさらに続けてこういう


「自称でもいいですよもう…(泣)とにかく、あなたを天使にするつもりだったんです。」


「だからなんで」



「私にはわかりません、権限はすべて神様にありますし。とにかく、その後、あなたに任務を与えるつもりだったんです」


…それがさっきいってた


「一ヶ月以内に心から好きな人をつくり。相思相愛になるというのが任務です」




…なんですかソレ


「…それを達成したらどうなるんすかね?」


「天国に行くか、生き返るか。好きなほうを選べます」

「もし、失敗したら」




「あなたは天国にもいかず地獄にもいかず、永遠の夢を見ることになります」



…それって


「それって、ひどくない?」


「どうしてですか?」


「私、神様に殺されたじゃん」


「まぁ、足がすべるようにしたのは神様ですが」



…やっぱりッッ
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