天使は悪魔を好きになってはいけない




「きゃっ…」



ずっと下ばっか見て、歩いていたから


人とぶつかってしまった




「ご、ごめんなさい」


多分、男のひと





私はすぐ謝り顔をあげる







「…?」




そこには





誰もいなかった。







あれれ?



「おーい、俺だよ俺」





…?オレオレ詐欺だ、い、いや…私おばさんだと思われた!?



「おーい、天使だって…、地上からは姿みえねーんだよ;」
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