天使は悪魔を好きになってはいけない
第二章

1

父の妹の娘で、名前は里歌って言って




ずっと、仲がよかった



でも、私の家の方が引っ越しちゃって、全然会えなくなってた






…でも深夜だし…






迷惑だよなぁ…



「帰ろう…」


って、


「電車もう終電終わる時間じゃん…」




最悪…つか、なんでここに来ちゃったんだろ



…ええぃ、押しちゃえッ




『ピンポーン』




…沈黙15秒



『…はぁい?』



…里歌の声だッ



「里歌ッ!?私、み…」


『未来ちゃんッ?!』


「う、うんっ!覚えてる???」





『覚えてる覚えてるッ』


「よかった…あのさ、こんな時間にごめん…」




『いいよッ、っていうか今開ける!待ってて!』
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