天使は悪魔を好きになってはいけない
「ねぇ、未来ちゃん」



「え、はいッ」




カレーを食べていると、おばさんが話しかけてくる


「何があったかは、聞かない。だけど私や里歌はあなたの味方なんだからいつでも家に来なさい。待ってるから」




「おばさん…」


「やだぁ、おばさんなんてッ!おねえさんでしょ??」

すると里歌がすかさず


「お母さんはおばさんって歳でしょうが」



「ちょっと里歌!なんてこというのよ!」



「本当のことぉーーー」



「こらッ!」



…いいなぁ、本当にこういう暮らしがしたい。





喧嘩して、うざいって思えるくらいの親が欲しい。





お母さん…
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