放課後の図書室 【短編】
おまけ
次の日。
学校に行くと、私と蒼井くんが
付き合い始めたことがすでに噂になっていた。
「ねぇねぇ、蒼井くんと付き合ってるって本当!?」
話をしたこともない子に聞かれる
「うん、一応・・・」
でも誰にも言ってないのに
なんで知ってるの?
「あ、蒼井くん来たみたいだよ」
そう言われて教室のドアの方に目をやる
蒼井くんだ。
なんか元気ないみたい
「蒼井くん、ちょっといい?」
私は蒼井くんの手を掴んで
教室を出た。