放課後の図書室 【短編】


 本当に熱あるの!?
 何?この余裕!!


 「俺着替えてくる」


そう言って蒼井くんは2階に
行った。


 「よし、作るか!!」


それから30分・・・


 「出来たー!!完成!!おいしそう~」


 あれ、料理に夢中になって気づかなかったけど蒼井くん、どこ行ったんだろう。まだ着替えてるのかな?


 
 「ごめん、寝てた。熱上がってきたみたい」


2階から降りてきた蒼井くんの顔は
リンゴみたいに赤くなっていた。


 「体温計!!どこ?」


 「そこの・・・」


そう言いかけると、ソファーに
寝転んでしまった。


 「ちょっと、蒼井くん大丈夫?」


 「体熱い、氷持ってきて」

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