放課後の図書室 【短編】


 氷!?
 かき氷?
 そんなわけないか!!


病人を目の前にして
完全に焦る私。


 「熱さまシートでもいい?」


 「なんでもいいよ」


早くしろ。と言わんばかりの
低い声・・・


 「張るよ?」


 「気持ちい」


 熱があるときの蒼井くん・・・
 かわいいかも。


 「何?」


無意識に、じー。っと
見つめてしまっていた。


 「別に?かわいいとか思ってないし」


 「思ったんだな」


 「ちょっとしか思ってないよ」


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