放課後の図書室 【短編】

今の私にはそう答えるのが精一杯。


 どうしよう・・・
 「好き。」
 って言っちゃおうかな。


 「気になるから」


平然とした顔で答える蒼井くん。
いつもと同じ蒼井くん。


 この人、照れるってこと知らないのか?


 「俺のこと好きなんでしょ?」


次々出てくる甘いセリフに、私のドキドキは
止まらない。


 「な、なんでそんなことわかるの?」


 「だって、顔に好きだ。
  って書いてあるから」






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