牙龍 私を助けた不良 上
透過、不協和音
「い、いらっしゃいませ・・・っ」
文化祭が始まって、約数十分。屈辱とも言える格好で、羞恥心を煽られるセリフを言わされている。
それもこれも、全部。木藤が・・・っ!!銀髪を思い出しながら、顔が赤くなるのを感じながら、客を席に案内する。
「注文は?」
「んと、パフェで」
「トッピングは?」
「チョコ!!」
中学生らしき人達から注文を取って、裏方に行く。厨房兼休憩スペースには暇そうな人達が沢山いる。