牙龍 私を助けた不良 上



そう思いながら焼きそばパンを食べ終えて、んーと伸びをする。食べたら眠くなるもんやな。ふぁ。


何気無く、麻美さんを見てみるとケータイに付いたキーホルダーのくまを撫でている。志貴とペアのやつやな。



「・・・つまんない」


「午後から来れそうなら、来るらしいで?」



麻美さんは、美人やから色んな女にいちゃもん付けられるんや。


それとか、志貴が最近忙しいけん構ってもらえんのやと思う。寂しいんやろうな・・・。


青春やな。


・・・あ、また年寄りみたいやないか。ショックやわ、うん。



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