牙龍 私を助けた不良 上
side:牙龍
俗に不良の溜まり場の定番といえる屋上に、牙龍幹部は勢揃いしていた。ぐーたらに。
「暇や〜・・・。面白いこと何か無いんかぁ?」
「「僕らも同感だね」」
今日も暇そうな幹部達。正に、ぐーたらしているといえる。いわゆる、ナマケザル的な?
「暇ならば勉強してはどうです?・・・陸斗と海斗は良いですが、暁は大変でしょう?」
そんな三人に本を読みながら言った副総長こと志貴は黒い笑みを、浮かべていた。