牙龍 私を助けた不良 上
ごたごた話しているうちに、凜華は人だかりのところに着いていた。
会話をしているようだが何を話しているかは聞こえない。でも、明らかに人だかり・・・レディースがあしらわれているようだ。
「あれ、ヤバいんとちゃうか?」
「確かに・・・」
暁や志貴達が心配している中で、龍騎は一人だけ冷静に彼等を観察していた。
すると、レディース達が凜華を取り囲んで、武器を構えた。凜華は自然体だ。