牙龍 私を助けた不良 上



居心地が悪いわけではないが、気恥ずかしい。



「あいつら、煩くしてないか?」



視線を何とかしようと話を反らすと、視線が少し外れる。嬉しいような、少し残念なような。


凜華は、誰かを言わなくても誰のことか分かったらしく、平気だ、と言った。




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