牙龍 私を助けた不良 上
「コホン。バラされたみたいなんで、一応オレも自己紹介した方がいい?」
朱里にシャドウとか呼ばれたフードの女は、気だるげにそう言った。
面倒臭いですオーラと、聞いてくんなよと言いたげな視線を、俺に向ける。
「頼む」
「ふぅ。・・・オレは、knightの姫さんに雇われてる情報屋。コードは、シャドウね」
「僕と同じ類いですか」
「根本は似てるかもな。ちょっと、違うけどな」
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