牙龍 私を助けた不良 上
* * * * *
『──留守電サービスに接続します。ピーッという発信音の跡に、メッセージをどうぞ』
ピーーーーッ。
『・・・やっぱり、夜だしもう寝てるか?』
「・・・・──」
『夜中に悪い。もし、今聞いてるなら待っててほしい』
「・・・・・・」
『今からそこへ行く。着いたら、また連絡する』
ピーーーーーッ。
小さな高音を立てて、機械は沈黙した。
to be continued....