牙龍 私を助けた不良 上




「そっか・・・」


「凜華に会いたがってたわよ。『生きてる』って分かっているものね」


「・・・アイツが探しているのは私じゃない、『──』でしょう?私は緋姫凜華だから」


「・・・そうよね。」



今の私は、緋姫凜華というただの一般人なんだ。アイツと会った所で、何も変わりは、しない。


また帰りに来ます、と言ってそこを後にした。




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