牙龍 私を助けた不良 上
ピンクの髪、関西弁男がそう言う。面倒臭いな・・・。
そう思いながら立ち上がって、給水塔から飛び降りる。しゃがんで着地。
五人の男が呆然としてるけど、面倒なのでスルー。
「私に一体何のよう?」
そう聞くと、我に戻ったみたいで、私に色々質問してきた。
「貴方の名前は?」
ダークパープルの髪、頭脳派っぽい男がそう聞いてくる。
「他人に名前を聞く時は、自分から名乗るのが筋」
「おっと、これは失礼。僕は神坂志貴(カミサカシキ)と言います」
「・・・緋姫凜華」
ダークパープルな男は、何となくだけど腹黒っぽい。頭脳派って、そーゆうとこが怖いよねぇ・・・。