寂しがりやの天使
えっ?
今、殴られたの?
思考を停止したまま、無意識に頬を手で押さえていると‥
「やっぱやーめた。お前がどんな風に泣くか見たくなってきちった」
そう言いながら今度は、お腹を思いっきり殴られた
「うっ‥」
それから気を失うまで何回も殴られ続けた。
ドアが開く音で気がつくと
「あぁ~あ、その顔じゃ商売になんないねぇ…ったく、真二もやるなら顔じゃないところにやればいいものを」
という、叔母さんの愚痴が聞こえドアが荒々しく閉まった。