失恋少女×ヤンキー少年



公園のブランコに座り
軽く地面を蹴り
ブランコを揺らした。


「はぁ…」


その時、


「おいってめぇ金出せ」

「…ぐすっ…」


カツアゲされてる事も
気付かず
あたしは泣き始めていた。


「泣いてんなよっ」

「ゆ…ぅだい…」

「俺はゆうだいじゃねぇ、
とりま金出せよ」

「なんであたし達
出会ったんだろう」

「いや、お前がそこに
いるからだろ」

「大好きだったよ…」

「え…?」



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