嘘カノ生活
「あ、あたし…って」

「うん、朝未ちゃん」
 
 
 
どうしてだろう、だとか

何かした?だとか

訳がわからなくて…



「…だって、あたし何もしてない」 

「だから、だよ」
 
「え?」
 
「何もしてこないから、惹かれたんだ」
 
 
興味なかったんだね、壮の事。

と、そう言って俊介くんは微笑した。 
 
 
 
 
間宮さんが入ってきたとき、興味なんて、全然なかった。

あの時は、ちやほやされてて、

笑顔ばっかり振り撒いてて変な人って、思っただけだった気がする。

< 123 / 321 >

この作品をシェア

pagetop