嘘カノ生活
それにしても、ダメだ。

だめだ…
 
 
最低だ俺、嫉妬ばっかして。
束縛したいわけじゃないのに。 
 

あいつらんとこ行ったらダメだ、なんて思って俺は近くの椅子に腰をおろした。 
 
 
 
 
…俊介のやつ。 

もしかしなくても、だよな。 
 
 
 
どうしたら良いんだ?

絶対、いくらあいつでも朝未だけは譲れない。 
 
 
 


 
「あ…と。間宮さんですよね?」
 
 
どうしたら…なんて考えてたら、上の方から声がした。 
 
声がした方向くと、そこにいたのは


「こんにちは、朝未の友達の、酒井夕菜っていいます」
 
 
 
朝未の、友達だった。
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