嘘カノ生活
7.あいしています
SIDE:ASAMI
あたしの部屋。
ついさっきまで二人、間宮さんと勉強をしていた。
それなのに。
「…」
「おーい」
「…」
「おい、朝未」
信じられない。
いつのまに、あの二人が"そう"なっていたのか。
いくら間宮さんに話し掛けられても、あたしはそれに答えられないでいた。
そんなあたしに間宮さんは見兼ねて。
「…わわっ」
並んで座っていたあたしの肩を自分の方にぐっと引き寄せて、頭に唇を寄せた。
「あいつらにはあいつらなりに隠してた理由があるだろうし。そこまで気にすることないだろ」
そう間宮さんは言ったけど。
ずっと前から、いつだって夕菜はあたしのことを一番に考えてくれていた。
それなのに、夕菜に何かあってもあたしは、何ひとつ気の利いたことを、してあげられなかった。
あたしの部屋。
ついさっきまで二人、間宮さんと勉強をしていた。
それなのに。
「…」
「おーい」
「…」
「おい、朝未」
信じられない。
いつのまに、あの二人が"そう"なっていたのか。
いくら間宮さんに話し掛けられても、あたしはそれに答えられないでいた。
そんなあたしに間宮さんは見兼ねて。
「…わわっ」
並んで座っていたあたしの肩を自分の方にぐっと引き寄せて、頭に唇を寄せた。
「あいつらにはあいつらなりに隠してた理由があるだろうし。そこまで気にすることないだろ」
そう間宮さんは言ったけど。
ずっと前から、いつだって夕菜はあたしのことを一番に考えてくれていた。
それなのに、夕菜に何かあってもあたしは、何ひとつ気の利いたことを、してあげられなかった。