嘘カノ生活
4.嵐は続く
「ん…」
あたしは、朝の日の光で目が覚めた。
朝の…
朝、の…?
「朝?!」
がばっと布団をめくり、窓の外を見た。
そう、外はもうすっかり明るい。
朝の匂いがする。
「ちょ…やばいやばい!…って間宮さん!」
なんとなく狭いなとは思ってたけど。
案の定、同じベッドの隣で目をこすりながらまだ眠そうな間宮さん。
「おー、朝か」
「朝か、じゃないですよ!もー…なんで起こしてくれなかったんですか!」
「あ?だってお前気持ち良さそうに寝てたし」
そうだった。
忘れていたけれど。
この人はものすごく非常識極まりない人、
という事と。