嘘カノ生活
ありえない、この人。
どうしてごまかすという手段が思いつかないんだろう。
素直に、言うなんて…
「もー、ほんと、家帰れないです…」
「あそ??じゃあここ住めば?」
「は?」
「同棲ーって」
にひひといつものように笑う間宮さん。
悔しいけれど、すごく好きだと思う。
「バカ言ってないでください。…って!」
ひと、時計に目をやると、針は8時30分を指していた。
「ちょっと…、今日、平日ですよね?」
「おー、俺は午後から講義だけどな」
…本当に。
俺様自己中野郎ですか。
「あたしは学校あるんです!起こしてくださいよ!」
「だってお前熱」
「もう下がりました!」
あせあせとカバンをもって玄関で靴を履く。
「いってきます!」
小走りで階段を下りて、大事な事に気づいたあたし。
「…チャリ、ない」
どうしてごまかすという手段が思いつかないんだろう。
素直に、言うなんて…
「もー、ほんと、家帰れないです…」
「あそ??じゃあここ住めば?」
「は?」
「同棲ーって」
にひひといつものように笑う間宮さん。
悔しいけれど、すごく好きだと思う。
「バカ言ってないでください。…って!」
ひと、時計に目をやると、針は8時30分を指していた。
「ちょっと…、今日、平日ですよね?」
「おー、俺は午後から講義だけどな」
…本当に。
俺様自己中野郎ですか。
「あたしは学校あるんです!起こしてくださいよ!」
「だってお前熱」
「もう下がりました!」
あせあせとカバンをもって玄関で靴を履く。
「いってきます!」
小走りで階段を下りて、大事な事に気づいたあたし。
「…チャリ、ない」