愛をくれた君


「瑠奈?どうかしたのか?」


「う、ううん。何でもないよ?」



いけない…

私、またルカと比べてた…



「さぁ、ご飯できたわ♪早く食べて学校に行きなさい」



お母さんが私と和人の前に、朝ご飯の目玉焼き、ウインナーとかがのった皿やパンを持ってきてくれた



「ありがとう。お母さん」

「ありがとうございます。いただきます」


「いただきます」


「どうぞ♪」




お母さんはそう言うと、キッチンに戻って、自分のコーヒーをいれにいった



「相変わらず、おばさんのご飯はおいしいですね♪」



和人…


それは、何回も聞いてるから……



< 11 / 106 >

この作品をシェア

pagetop