愛をくれた君


「はーい」



玄関のドアを開けると、やっぱり、和人が立っていた



「おはよう♪瑠奈」


「おはよう…和人」


「迎えに来たよ♪」


「ご飯、まだなの…和人は?」


「俺は軽く食べてきた」


「一人暮らしだからって、ご飯はちゃんと食べないと…」



和人は中学二年生の時に、両親を交通事故で無くしている……

それ以来、和人は親戚の龍太郎<りゅうたろう>おじさんに学費などを払ってもらっている…



「一緒に食べる?」


「……ごめん」



和人はものすごく申し訳なさそうだけど、これは私の両親も快く許可してくれている

だから、気にしなくていいのに……



< 7 / 106 >

この作品をシェア

pagetop