届かぬ出ぬ声。
[「違うんです!!!私が勝手に・・・。」
あぁ浮気相手が入ってきた。
勝手に入ってこない出よ。じゃまだよ。
「分かってるよ。優雅ちゃんは憐君の事疑ってないよ。大丈夫だよ。気にしなくて良いから智子ちゃんは・・・。」
「疑ってるよ。睦月は誰にでも優しいから勘違いされちゃうよ?如月さんだってそんな睦月がずっと好きだった。私不安になっちゃうよ・・・。」
「麗子・・・。めっちゃ可愛い☆好きだ~。」]
なんて私は脳内で妄想してた。実際は
「違うんだ~。なら良かったね優雅ちゃん。憐さん軽そうだから浮気かな~。って思っちゃった。」
「麗子ちゃん!?目が笑ってない・・・。」
「えっ何?」
「恐いよ・・・。」
「どこが!?睦月のと被っていらだたしいだけです!」
「やっぱり未だに・・・。あれは誤解なんだって。」
麗子ちゃんがこの中で最も恐いかも。
麗子ちゃんが泣きそうになってた。
「男の人はそうやってごまかす。さっきの女の子に聞いてきてさしあげましょうか?」
「麗子!!だめだってば。」
「何で?大親友の為に私は事実を確かめようとしてるだけだよ?」
麗子ちゃん、私の為なんだ。
けど、私は麗子ちゃんのために如月さんの時何も出来なかった。
それなのに麗子ちゃんにかばって貰って良いの?
私は麗子ちゃんには何もしてあげれて無いのに・・・。
ごめんね。ごめんね。麗子ちゃん・・・・。
心の中で私はずっと謝って目に涙を溜めていた。
何で私は感情を外に出せないんだろう?
感情をすぐに述べれれば良いのに。
お願いだから私のこの性格誰か直して。
嫌なんだよ。もう・・・。
お願いだからこんな思いしたくないんだよ?
分かって・・・。
そう考えている間に麗子ちゃんは行動に出ていた。
「お客様・・・。お尋ねしたいことが一つ。」
「はい。何でしょうか?」
「あちらに居るお方とはどのような関係で・・・。あちらの方にはお世話になっておりますので恋人とかであるのであれば・・・。」
「私の一方的な片思いですよ。」
そう言ってその子は憐の方を向いた。
そしてこっそりウィンクをして。
あぁ嫉妬している自分が居る。
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