届かぬ出ぬ声。

進む気持ち

麗子SIDE

たぶん私はまだ、恋という物が分からない。
恋ってきっと甘ずっぱいんだろう。
とか想像でしか分からない。
けど一つだけ確実にいえること。
それは年の差は愛では埋められないこと。
私が睦月さんに対して恋に落ちたということだった。

きっとこれが私の初恋だから。



優雅SIDE

私は自分の感情がコントロールできない。
だけどね、恋してる気がする。
あの時一目惚れしたんだ。
憐さんっていう優しそうに笑う人に。
ただこの恋はきっと叶わない。
そう思ってもあきらめられなかった。

だってこれを最後の恋にしたいから。
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