新しい私
「ちょ、ちょっと!!納得いかないんだけど…
 大体、さっきから勝手に話進めないでよ!!!
 私、記憶さえ戻ればいいn『記憶ないの??』」

ものすごい勢いで話に突っ込んできた。

『記憶が無いなら話がはやいね(笑
 君には違う世界に行ってもらうね』

もう決定ですか!?? なんと強引な…………
イラッときた私は迷わず反対した。

「何でそっちに決められていくの?
 私は違う人間として生きなきゃいけないの??
 それって…ヒドすぎる」
涙がこばれていった...私は戻ることができれば...
出来ないんだったらもう生き返らなくっても…

『んじゃぁ、一つ条件をつけるね。
 君がこれから行く世界の中で元の自分がなぜここに居るのかが分かったら
 君の勝ちとして元の世界にもどしてあげる。
 期限は1年間。
 その間に分からなかったら僕の勝ち。そのままその世界に居てもらうよ
 これでどう?』

少年はかなり困った顔をしてこちらをみていた
時々、時計を見たり急いでいるようだった……
私が、迷惑をかけている。
「わかった。
 それでいいや、ちゃんと生活できるようにしてよね」

そう言うとものすごくホッとした顔をして...嫌、違う!?
よく見たら、笑みを浮かべていた……
え?も・もしかして…
『やっとわかった?馬鹿だねぇ
 俺の代わりに仕事よ・ろ・し・く♪
 サポートぐらいはしてやるからさ』

          は め ら れ た ~ ぁ !!

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