堕天使の詩 (未完)
[そいつ]は端山 泉(ハヤマ イズミ)と名乗った。
ヤツはノースサイドを仕切って居ると言う。
俺達の街は南と北の2つに別れていて、その内の北は泉が仕切ってる。

泉は良い歳になっていた為引退したいが、泉の仕切るノースサイドの奴等は後釜を任せられる奴が居ない。
だから泉無しの北チームと南で暴れてる俺達三人にゲームを仕掛けた。



陣取りゲーム"ルール"は簡単だった。
どちらか早くこの街のトップを捕るか。
認められるか。












「返事は今夜店に来い」

そう言って泉は名刺を渡し帰っていった。








変な空気のまま数人の男達も消えていく。
納得行かない俺達三人はサウスサイドの街中に無言で戻った。

ただ単純に"遊べなかった"事納得いかず、イライラしてた。
いわば欲求不満状態。

仕方がないから、俺達は"エサ"が釣れるコンビニ影やビル影をブラついた。
< 12 / 22 >

この作品をシェア

pagetop