堕天使の詩 (未完)
兄貴達は知ってた。
知って何も言わなかった。
バレてないと油断してた。引退した人がこっちの話しが伝わる筈無かったて勝手に思い込んでいた。






ある日、週末に街で遊びながらブラついていた。
携帯に連絡があり、駅前で待ち合わせして向かっている時に間違えた。





少し焦っていたから近道したら裏道ってよく居るんだって人と鉢合わせした。

｢ヤバい、遅れるかも。｣
少しビル影になる細い路地を気持ち早めに歩いていた。

歩いてる最中に視界に入った如何にも不良な方々。
内心[まだ居るんだね。]程度で一瞬チラッと見ただけなのに一人を先頭に向かってくる。
ってか着いてきちゃってる。


ほっといても後ろに続く足音は減らない。
駅に向かう訳にも行かない。
諦めて、一時横道に逸れてみたがついてくる。
[ヤッパリ面倒臭い]


思わず溜め息が出ていた。

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