未来姫×新撰組
どうせ、私は毎日一人なんだ…
実の親だって私が必要ないから捨てたんだ…
ガチャッ
屋上のドアを開けて、フェンスの
外に出た…
…さよなら…世界…
目をつぶって一歩足を運んだ…
そして、私は落ちていった…
死んだ…はず…なのに…
何の衝撃もない
何で…
目を開けると…見知らぬ風景が広がった…
田舎みたいな所でビルひとつない世界…
まだ、心臓がトクットクッっと動いてる…
何で、死んでないの?
ドンッ
誰かにぶつかった…
「ぶつかってくるとは!!切ってくれる!!」
侍?
タイムスリップ…したのか…?
本当にあるもんなんだな?
「聞いておるのか!?
えぇい!!調子にのりあがって!!」
早く殺したら?
ちょうどいいし…
最後に変なもの見たな…
そう、思って目をつぶった時…
カキン
刀と刀がぶつかりあう音がした…