未来姫×新撰組
心
優奈
《優奈》
「…ンッ…」
朝…か?
起きると隣で沖田さんが寝ていた
「まだ、薄暗いもんな…」
でも、目はぱっちり覚めていて
眠れる状態じゃない
…外に行くか…
私は、沖田さんを起こさないように
部屋を出た
「…外って…こんなに綺麗なんだな…」
外の世界に出たのは生まれて二、三回しかない…
…チリン…
「ッッ!?誰だ!?」
私は、警戒をする
「…ごめんね。驚かしちゃった?」
そこには、同い年ぐらいの女の子が立っていた
「誰だ?」
「未来。《ミク》んーと、貴女をここに送った張本人かな」
…張本人?
「何で、こんな事をした?」
「えっとね?
貴女が、苦しんでたから」
はっ?
「未来は、何者だ?」
「優奈と同じ立場の者かなぁ♪」
ますます、意味わかんない…