時の涙
‐いつも‐
ここは日本と言う汚れてる奴等がいる所。 
  
  
ホントバカばっか。 
  
  
私はただ、愛してほしいだけなのに…
誰も愛してはくれない。 ただ、体を重ねるだけ。  
 
そして今日もそんな汚れた奴等に拾われる私。


こんな事して、何が楽しいのだろうね? 

「ねぇ、やめてくんない?イヤなんだけど〜」
  
いつものセリフ。
そしていつものパターン。 
「遠慮しなくていーよ♪さっ、おいで」 
と言い、無理矢理手を掴んで引っ張っていく。 
  
  
男の力に…勝てるわけないじゃん? 
だから…今日もこの後はやられちゃうのだろう―…
  
  
人がいない路地に連れ込み、「ねぇ、名前なんて言うの?」と聞いてくる。 
  
私はそんなバカに 
「沙奈。名前聞いてどぅするんだし!」
と強気で言う。 
  
  
男はムッとした顔で、 
「ムカつく口調で言うな!」と言って私の服を破く。 
 
最初破かれた時は凄く怖かった。けれど…
何回もこんなのを体験していくのにつれ、なれてしまった。 
  
  
私も汚れているね。 
  
  
  
もぅこんな女、好きになってくれる人なんていないよ。 
  
  
誰でもいいから―…
私を助けてよ。 
  
 
1人でただ何も言えずボケッとやられるだけの私を…誰か助けてよ―…

いつも心の中で叫んでいる言葉―……。 


けれど誰も助けにこない、これが現実。 
  


ここは汚れた国。 


‐日本と言う国‐
< 1 / 4 >

この作品をシェア

pagetop