双子のキモチ《短編》
双子の協力
⊂桜⊃
いつもよりか一時間も早く目が覚めてしまった…。
只今、5時30分。
朝からドキドキが止まらない…。
とりあえず風呂に入って
ドライヤーして服に着替えてたらいつもの起床時間。
リビングで牛乳を飲んでる私をお母さんが不思議そうな目で見てきた。
「今日は早いね。どこか行くの?」
「えっ…と、楓と秋とその友達と遊園地に行ってくる」
「へぇ~じゃあその中に桜の好きな人がいるのね」
「ぶっ」
牛乳を溢してしまった。
えっなんで?お母さん今…
「そんな驚いた顔しなくても。
そのくらいお母さん分かるわよ。
桜が朝から緊張しておしゃれな格好してたら」
へ、へぇ~…。
なんか恥ずかしい気持ちになって
思わずリビングから出てしまった。