双子のキモチ《短編》
「まだ迷いの森の方行ってないよなー。行く?」
「行く!!」
きゃあああ。
なんかカップルみたいで嬉しい…。
フラレてもいい思い出が出来て良かったよ。
「ここだ」
早緑くんの声で立ち止まった場所はいかにもな所。
ちょっと待って…迷いの森ってお化け屋敷!?
「並んでなくて良かったね~。入ろう」
と行って目の前をスタスタ行く早緑くん。
「まっ、待って…」
あたしこういう系大の苦手なんです。
そう言いたいけど勢いで入ってしまった。
どうしよう…
お願いだからなにも出てこないで…!!