双子のキモチ《短編》



「早緑くん、こっち来てるよ!!」



「えっ…うそ!?」





驚いて振り返ると
早緑くんの体が目の前に。




息を整えるだけで精一杯。





「サク、秋が呼んでる。

なんかカギがどうとか言ってたよ。

なんかあったの?」





あたしの中でピキッと
心臓が音を立てた。







< 6 / 60 >

この作品をシェア

pagetop