青春自転車
気持ちがイイくらい晴れている。

暑さはそれほど感じない。

チャリンコにとってはベストなコンディションな気がする。



さぁ東京を目指そう。


だが問題が・・・道に詳しくない二人。


大きい道路を走ろう。



近くに国道17号がある。


そこへ向かった。



だが・・・僕自身が思っていたのと少し違う。


車がこんなに走る、大きな道路。


何かが違う。


そんな事を考えていると、


『この道やめない?なんか想像と違う気がして。』


ヤツが言った。


『違う気?』


っと僕が聞くと


『もっと田舎道みたいな車があまり走らない所を走りたいカモ・・・』


そうだ。


何かが違う気がしたが、僕も、こんなに景色が同じような所を走りたくない。


飲食店、ビル、マンション、コンビニ


ずっとこんな景色だ。


もっと静かで、


迷ったら農業をしてる、おばちゃんとかに道を聞けるような旅がしたい。


『荒川の土手みたいな所、走らない?』

ヤツがまた口をひらく。


若干また気があったような気がする。


『土手?。なんか旅って感じがしていいね。行ってみよう!』


二人は急いでチャリンコを走らした。


おぉ〜〜〜


想像以上いい道だ。


!!チャリンコで走ってくれ!!

!!それ以外は受付拒否!!


みたいな道。


二人のテンションは上がる。


さぁ今度こそ出発だぁ。

いざ参る東京〜〜〜

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