【モテ期到来】
照れた太一にベッタリくっついて一緒にテレビを観る。
照れてるからこっち見てくれないけど私は満足。
「太一、明日デートしよ~?」
「あ、明日ダメだよ。」
「ええっ!?なんで!!」
「白石達に無理矢理合コンのメンツに入れられてるもん。」
サラッと爆弾発言をした太一に私はブチッとキレた。
「…それ、おかしいでしょ!?」
「何が?」
「なんで彼女居るのに合コン行くわけ!?」
「人数調整。」
「調整しなくていいじゃん!」
「大本が行かないって言い出したからさ~」
当たり前だ!
おーもとはあっちゃんと最近付き合い出して明日デートだって言ってたし…。
「途中で抜けて来るから大丈夫。」
その自信はどこから来るわけ!?
「私が行っちゃヤダって言っても行くの?」
「う~ん…今更断るのもなぁ…それに、今回だけってちゃんと念押したし。」
「デートは日曜にしような?」なんて優しい声で言ってたけど、納得いかない。