【モテ期到来】
太一がくれた言葉が私の不安を和らげる。
胸の中が暖かく…ううん、熱くなってどんどん私は太一一色になってく感じ。
「太一…。私、太一の事大好き。」
「ん…俺も。」
「太一…?」
彼の腕を引っ張るとちょっと緊張気味な瞳が私を見る。
「…今何考えてるか判る?」
「多分…俺と同じ…かな…?」
太一は私の顎に手を添えながらそう言って少し腰を屈めた。
チュッと軽く触れた唇。
私の考えを読むような太一の目。
私は背伸びして太一の首に手を回すと、力強く引き寄せられた。
痺れちゃうくらい優しくて…角度を変えて何度降り注ぐ太一のキスに酔わされる。
クラクラの私を太一は抱き締めて耳元で囁いた。
「…俺、アカリにしかこんな事思わないから。」
私の中の不安がどんどん小さくなっていったような気がした。
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