Tの存在 ~jr.研究員ミッション~
「もういーい?」
「あ。愛莉ちゃん。」
「ふーふ喧嘩?」
「はあ?!」
海はびっくりした。
「あいりもね、りゅーちゃんとままがしてるの見るよ。」
「愛莉ちゃん、それは夫婦じゃないのよ。」
「ふーふじゃないの?」
「籍ってもんがあって、二人はそれがないのよ。」
海は そこじゃないだろ 突っ込むところは・・・
とつぶやいた。
「でもあいりはね、りゅうちゃんとままの子どもだよ?」
「・・・。」
「愛莉、どうしたの?」
隆太郎が来た。
「やあ、二人とも。調査はどうだい?」
「じゅ・・・順調です。」
「愛美は何がしたいんだろう・・・。」
隆太郎はつぶやいた。
「そうですね・・・読めない。」
「いっつもこうなの?」
「そうだね。愛美は頭がいいから物事を簡単に考えることができないんだ。」
「あぁだから俺らには考えてることがわかんないのか!」
海は納得した。
「そうね、特にあんたには。」
「一言づつ余計なんだよお前は!」
「違うの?」
「餓鬼なのか!お前は!」