Tの存在 ~jr.研究員ミッション~

愛美さんは続けた。

「研究所の信頼はあつい。それはモリヤマが築いてきたもの。市民の意見は絶対研究所の発展を目指すものだわ。彼の信頼と学力、そして社会的な目。国民は、彼を尊敬しているはず。」

「これって、研究所が偉くなるための意見集めみたいなもの?」

隆太郎は、愛美にたずねた。

「うん。そうなるわ。でも意見交換会ねー・・・すごいわ。大規模よね。」

「なかなかそんなことできないよな。」

「でも、国民の意見を聞くっていう郷田に対する信頼と好意もかなりのものよね。」

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