Tの存在 ~jr.研究員ミッション~

海はなんだかんだでモリヤマと仲が良かった。

「はあーい!うみくん!」

「のんのん!俺はかいくんだよ!」

「おおおおおおおおそうだったのねーん!」

というような会話が絶えなくなってきた。

最近ほんとこんなかんじだ。

「ねぇねぇモリヤマさあん。本名は!?」

「本名?それはたべものだねー!」

でも絶対に本名だけは教えてくれなかった。

「てか、モリヤマって何才なんだろ。」

御子柴愛は海にたずねた。

「俺が知るか!」

「ホント冷たいねぇ。」

「うっせーな!つか、なんでお前と俺と陸で組まなきゃなんねーの!」

先日、グループ発表された。

jrでは、個人個人としてではなくグループで仕事をこなす。

それで三人は一緒のグループだったのだ。

「まあ、合ってるんじゃないの?」

「はぁ?お前と?」

「そうだよ。」

「・・・・ありえねぇ。」

「あ!?何よ!」

「俺は絶対お前なんか認めねえぞ!」
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