Tの存在 ~jr.研究員ミッション~


「おっはよーン!」

いつもの朝のミーティング。

Mrモリヤマは元気よく言った。

「みんな今日も眠そうだなぁ!」

100人の研究員を前にモリヤマは明るく言った。

現在時刻、4時30分。

なれない間は大変だ。

「まぁ、今日も頑張っていこう!」

「はいぃ。」

眠そうだ。

「では、各部の状況を発表してもらう。」

ここから仕切るのは、所長代理の巣鴨拓真。

モリヤマの幼馴染だという。

けど巣鴨もモリヤマの名は覚えていないらしい。

噂では、隠しているという。

「まず、大気汚染部。」

「はい。」

大気汚染部部長の田神京平が前に出た。

「現在、北海道・青森に3件設置。北海道にはもう1件の検討しているところです。本日は、岩手・秋田に設置しにいく予定。派遣には小金井と室井、坂本を中心に作業部A。また、本日は九州の設置場所を確認いたします。」

「次。グリーン開発部。」

前に出たのは、坂本昧化(まいか)。

「はい。地下室の植物に科学物質を吸わせて大気汚染している空気を吸っても大丈夫にしました。今日は東京都内に埋めに総力をあげます。」

「次、医療部。」

「はい、医療部は―――・・・。」



そうしていくつもの部の今日の予定が終わった。

「では解散。各部長と部長補佐代表一名残りなさい。」

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