Tの存在 ~jr.研究員ミッション~
3日間かあ。
とりあえず準備するものってなんだろう。
特殊スーツの袋を開けた。
「カッコいい・・・。」
絶句・・・でもなかったな。
けどカッコよかった。
黒くってなんか腕にボタンがいっぱいついてる。
なんかエヴァンゲリオンみたい・・・
自慢したいなあ
とも思ったがダメだった。
極秘任務かあ。
てか・・・
「俺と御子柴愛とかよ。」
すると、電話がかかってきた。
俺は画面をタッチして受信した。
『何もすることないんだけど。』
御子柴愛だった。
「いちいち電話してくんな。」
『何準備した?』
「あー・・・。」
俺は空っぽのスーツケースをみた。
『まだ準備してないんだ・・・』
「うっせーなもう・・・。」
『ちなみに私はね、支給品とメイク用品だよ。』
「軽いな。そんなんで足りんのか?」
『うん。支給品だけでたくさんあったし。これでいいや』
「そうか。」
俺は、一瞬
「俺らなんか夫婦になっちゃうんじゃないか。」
って思った。
なんかそう思った。
・・・んなこと絶対ありえないけど。