Tの存在 ~jr.研究員ミッション~


朝。

「まだねてんの?」

時刻は3時。

これは普通の日課だ。

こっから準備して5時に研究所へ着くのが普通だったから。

「あんたいつまでねてんのよ。」

「・・・ん。」

「ん。じゃないわよ!」

「大きい声出すなって・・・ZZZz」

「・・・ハァ。」

御子柴は起こすのをやめた。

まぁいっか。今日は授業ないし。

・・・。

数年後には、もうこっちには誰もいなくなってるのか・・・。

でもほうっておいていいのかな?

私達が汚した地球なのに・・・

私は窓に映る自分をみた。

いつまでこんなマスクつけてるんだろう。

生まれてからだ。

ずっとマスク。

自分の顔面・・・いつ見ただろう。

マスク変えるときくらいじゃん。

・・・もうだめなのかな。

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