Tの存在 ~jr.研究員ミッション~
√調査隊 今までの想い
「ねぇ。」
「え?」
飯を食い終わってうつむきながら御子柴愛が話しかけてきた。
「んだよ。らしくないな。」
「・・・行ってきなよ。」
「は?」
「あんたのために帰ってきてくれたんだよ?」
あぁ・・・親父たちか。
「でもなんもすることねぇよ。」
「話すくらいいいんじゃないの?」
「話すこともねえって。」
「嘘~・・・。」
「だってそうだろ?」
「じゃあ!あんたは数年間のことはどうにでもなかったの!?」
何熱くなってんだよ
「あんたは・・・これでいいの?」
「どうした?お前変だぞ?」
「だから・・・あたし辛い。」
「あ?なんでお前が?」
「私、親とケンカしたって言ったけど、ホントは親なんていないの。」
「あ?」